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CS向上で利益を生み出す
アップ/クロスセル
9つの勘所
<現状と課題>
売るためのスキルは「話す」より「聞く」
成功の秘訣はCS重視の“提案トーク”
コールセンターで稼ぐ――その有効な手法であるはずのアップ/クロスセルに関しては、実際に取り組んでいるコールセンターは極めて少ないのが現状だ。とくにインバウンド・センターでは、“処理件数”という生産性指標が偏重される傾向が強く、通話時間が長くなり、かつ“売り込み”というマイナス印象が根強いセールス・トークを展開する企業は圧倒的に少数派だ。本稿では、アップ/クロスセル実践に必要な4つの取り組み──HRM、スクリプト、顧客DB分析、チーム編成を検証し、“CSと収益”の両立を実現するセールスセンターのあり方を考察する。
<ケーススタディ>
IT・銀行・通信販売──
『顧客視点のセールス』に挑戦する3社の取り組み
コールセンターにおけるアップ/クロスセルのプログラムは、従来型のテレセールスに見られる“強引な売り込み”のことではない。PART2では採用・研修・インセンティブといったHRMを実践している弥生、ターゲッティングを重視して着実に効果をあげている住友信託銀行、スクリプトを駆使してオペレータを支援している住商オットーの3社の事例を検証する。いずれも、顧客のニーズを的確に捉え、セールスする商品・サービスのメリットを余すところなく説明する「提案型営業」に挑戦、成功へのロードマップを描いている。
CASE STUDY 1 ――弥生
採用・研修・インセンティブ――
HRM最適化で有償サポート獲得率を倍増に導く
CASE STUDY 2 ――住友信託銀行
満期顧客をターゲットにクロスセル促進
営業店舗との連携強化で顧客グリップ
CASE STUDY 3 ――住商オットー
未案内顧客にはアップセル情報をポップアップ
スクリプト表示でセールストークを支援