携帯電話と無線LANの普及、総務省におけるu-Japan、経済産業省におけるe-Lifeの推進に伴い、ユビキタスシステム実現への期待が高まっている。本講演では、ユビキタスシステムのアーキテクチャを提示し、ユビキタスシステムの実現技術を述べた後、その中核的役割を果たすワイヤレスネットワークに関して、短距離無線、無線PAN、無線LAN、無線MAN、携帯電話網の最新技術とIEEE802等における標準化動向、さらにアドホックネットワーク、センサネットワーク、情報家電ネットワークの最新技術、今後の展望について述べる。


千葉大学
大学院自然科学研究所
工学部情報画像工学科
教授 工学博士
阪田 史郎 氏

1974年3月、 早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。
1974年4月、 日本電気樺央研究所配属。
1990年3月、 工学博士。
1991年7月、 同社C&C研究所ネットワーク研究部部長。
1995年7月、 同社C&C研究所所長代理。
1996年12月、同社パーソナルC&C研究所所長。
1997年4月、 奈良先端科学技術大学院大学客員教授。
1999年4月、 同社インターネットシステム研究所所長。
2004年4月、 千葉大学大学院自然科学研究科教授。現在に至る。
コンピュータネットワーク、インターネット、マルチメディア通信、ユビキタスシステム等の通信とコンピュータの統合分野に関する研究に従事。
電子情報通信学会理事、情報処理学会理事・監事を歴任。
2002年度情報処理学会フェロー。総務省情報通信審議会専門委員。
著書「マルチメディアとネットワークによるグループウェア実現技術」、共著「マルチメディアシステム」、「モバイルコンピューティング」、「インターネットとQoS制御」、「無線LAN」、「ワイヤレス・ユビキタス」、「ユビキタスセンサネットワーク」、「SIP/UPnP 情報家電プロトコル」、「UWB/ワイヤレスUSB」他20余。







IEEE802.11aや11gの数倍の実行速度を目指した次世代無線LANの標準化活動がTask Group nで行われている。
本公演では、有力な方式提案であるTGn Syncに関して技術的な解説も含めて、11n全体の動向を解説していく。



アセロス・コミュニケーションズ/TGnSync
代表取締役
大澤 智喜 氏

1983年4月に日本電気株式会社(NEC)入社。中央研究所にて無線LANを中心とし、モバイル・コンピューティングなど、広範な通信ネットワーク技術の研究開発に従事した。2001年1月にアセロス・コミュニケーションズ株式会社の代表取締役に就任。

NEC在籍時にマルチメディア移動アクセスコミュニケーションズ推進協議会において無線イーサネット・アクセス作業班の主任を務め、日本の5GHz帯の規格開発を精力的に務めた







携帯端末の機能に新たな波がやってきています。ユーザーがWLANと携帯電話(UMTS、GSMほか)のいずれにも使うことのできる端末です。そのような携帯端末によって、ユーザーは企業内WLANネットや家庭内、そして旅行中であっても、高速なパケット接続が可能となります。
WiFiアライアンスは、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の発展に注力する200以上の企業会員を持つ国際的な非営利団体です。携帯無線機器のためのユーザー体験を向上させるため、WiFiアライアンスの試験・認証プログラムは、IEEE802.11規格に基づくWLAN製品の相互運用性を保障しています。2000年3月のWiFiアライアンスの認証プログラムの導入以来、2000以上の製品がWiFi互換とと認定され 一般および法人市場に対し、WiFi製品とサービスの利用を促進してきました。この講演によって、WiFiアライアンスと新たなタスクグループ、WiFi/セルラーコンバージェンス(WCC)の取り組みをご理解いただけるでしょう。

逐次通訳 英→日


NEC Europe Ltd., Network Laboratories
3G Technologies Manager
Dr. Lindsay Frost

Dr. Lindsay Frost has been associated with the WiFi-Cellular Convergence Marketing Task Group since its formation, is team leader for the Usage-Cases sub-committee and an active member in the Device Class sub-committee.
His background is in 3GPP/UMTS Standardisation, IMS services and WLAN.
Currently he is manager of the 3G Technologies Group at NEC Network Laboratories in Heidelberg, Germany.
Before joining NEC he worked in Europe on computing/telematics and as a research manager in universities in Germany, Italy and Australia.







現在普及しているIEEE802.11a/gでは対応が困難な高品位テレビの無線伝送及びWi-Fi電話等
への応用に向けて、更なる高速性、安定性を追求した次世代無線LAN技術としてIEEE802.11nの
標準化が現在進められている。Airgo Networks社も中核メンバとして標準化活動に参加している。
本講演ではIEEE802.11nで検討されているMIMOを中心とした主要技術について解説を行う。


エアゴーネットワークス株式会社
技術本部長
高木 映児 氏

1984年3月 北海道大学物理学科卒業
1986年3月 北海道大学工学研究科応用物理学科卒業
1986年4月 株式会社東芝入社。総合研究所(現研究開発センター)に配属。
1995年8月 UCLAの客員研究員として渡米(97年2月帰国)
2003年9月 Wi-Fi Alliance Consumer Electronics Task Group Chair就任(2004年5月退任)
2004年5月 Airgo Networks, Inc入社







無線LANを使い、電話やTV会議をすることは増えています。
無線LAN対応IP電話や無線LANハンドセットを使う、そして、MessengerのTVミーティングを使う、Fomaと無線LANのデュアル端末を使う等々、具体的なシーン増えてきています。
Messengerでは、SypeもTV会議対応をしてきますし、ますます 便利でお手軽なシーンが増えようとしています。
その一方、無線LANの使いこなしでの課題も浮き上がってきました。それらをふまえた、動向を整理して説明します。


NECインフロンティア株式会社
iコミュニケーション事業部
IP技術統括マネージャー
小林 佳和 様

1984年、山形大学工学部電気工学科卒業。86年、同大学院工学研究科修士課程(電気工学専攻)修了。同年、NEC入社。ボタン電話の専用線対応設計、ISDNトランク、ISDN TA、ISDNルーター、リモートアクセスICカード・ボードの設計を経て、CTI統合配線を研究し「コアライン」などを開発、現在に至る。
著書に「LAN工事実戦テクニック」「LANとWAN−情報ネットワーク時代」「パソコンLANとインターネット技術」「インターネット時代のパソコンLAN強化100」「高速LAN構築実戦テクニック」がある。デジタル第1種工事担任者、アナログ第1種工事担任者。第24回市村賞受賞、平成13年度地方発明表彰「ボイスオーバーLAN」の発明にて、千葉県支部長賞受賞。現在、NECインフロンティア・第一事業本部情報ゲートウェイ開発本部・IPソリューション開発グループ・グループマネージャー。平成11年、12年度他にて、山形大学非常勤講師。







802.1Xおよび、802.11iはセキュリティが課題視されてきた無線LANにおいて導入普及促進の鍵となるとされている技術である。
従来の暗号方式の持つ課題、EAPを用いた認証制御手順、EAP-TLS、PEAPなどの認証・鍵の配送(鍵の共有)技術、およびTKIP、AESなどの暗号化技術、CCMPなどの改竄防止技術の四つの側面について紹介する。


日本電信電話株式会社
アクセスサービスシステム研究所
主任研究員
久埜 豊 氏

1990年 日本電信電話株式会社入社
2002年より現職、移動通信チャネル割り当て技術、位置登録技術、セキュリティ技術の研究開発、および、ITU-Rにおける5GHz帯無線LAN周波数分配に関わる。







近年、ワイヤレスLANや3G携帯電話などに加え、新たなワイヤレス・ブロードバンド技術としてIEEE802.16に基づくWiMAXが注目を浴びている。本技術は、2005年後半から2006年のサービス開始が期待されるワイヤレスMAN(Metropolitan Area Network)である。本講演ではWiMAXサービスの将来的展望と、それを支える標準規格技術について解説するとともに、WiMAX普及に取り組むインテルなど業界の活動についても言及する。




インテル株式会社
セールス・マーケティング本部
プロダクト・マーケティング・マネージャー
Wireless LAN製品 & システムズ
梅野 光 氏

1988年3月東北大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程終了。同年、日本電信電話株式会社に入社。
2001年9月よりインテルにてワイヤレスLAN製品のプロダクトマーケティングに従事。

2003年後半よりWiMAX製品も担当。










Airspan社 営業本部長
WiMAX Forum委員
Paul Senior(ポール・シニア)氏







次世代無線の国際標準規格として策定された、WiMAXが世界規模での普及段階に入ってまいりました。メトロポリタンエリアネットワーク向けに開発されたWiMAXは、移動中の通信にも対応するというモビリティ性を持ち、サービスエリアも1kmから4.8kmと広く、5MHz帯で最大15Mbpsの能力を持つとされております。

2006年にはノートパソコンやPDAに向けてのWiMAX対応システムの販売が開始される予定であり、2007年にはWiMAX対応の携帯電話が計画されております。



株式会社YOZAN
取締役 CTO 技術開発本部長
小松 宏輔 氏

1943年生
1967年 ソニー株式会社 入社
1988年 株式会社ソニー木原研究所 常務取締役
1997年 株式会社ソニー木原研究所 専務取締役
1999年 ソニー株式会社 副理事に格付
1999年 株式会社ソニー木原研究所 代表取締役副社長
2000年 株式会社ソニー木原研究所 代表取締役社長
2005年 株式会社YOZAN 執行役員 CTO 技術開発本部長
現在に至る







IEEE 802.15 TG3aおよびTG4aでは、それぞれ高速WPANおよび低速WPAN(ただし測位機能が必須)の標準化作業が行われている。両者とも物理層としてはultra wideband (UWB)技術の採用が有力視されている。
本セッションでは,IEEE 802.15 TG3aおよびTG4aの技術仕様とそれを実現するための技術提案の内容とともに、ITU-R TG1/8における既存方式とUWBの両立性の審議状況、UWB技術の特徴および研究開発課題について解説する。


東京電機大学
工学部 情報通信工学科・教授
小林 岳彦 氏

1978年 東大・工・電子工学科卒
1983年 東大大学院修了,工学博士
同年 NTT入社,横須賀電気通信研究所勤務
1986〜87年 米国国立標準局(NBS, 現NIST)客員研究員
NTTドコモを経て,
2001年 東京電機大学工学部情報通信工学科教授,現在に至る







ユビキタスセンサーネットワーク技術を取巻く状況と、その技術動向をご紹介させて頂いた後、センサーネットワークのキー技術として注目されているZigBeeの最新動向並びに、国内外の取組み状況についてご紹介致します。また、ユビキタスセンサーネットワーク技術の将来の利用イメージについてもご紹介させて頂きます。


三菱電機株式会社
情報技術総合研究所
ユビキタスネットワークシステム部
センサネットワークチームリーダ  
稲坂 朋義 氏

1971年、三菱電機(株)入社
ミニコンピュータ、オフィスコンピュータ、PCサーバのCPUアーキテクチャの研究開発に従事。
現在は、ユビキタスセンサーネットワークシステムの研究開発に取組んでいる







今後大きな市場を形成するワイヤレスブロードバンドの世界に関し情報が交錯し混沌とした中で、携帯電話とは違うモバイルブロードバンドがどのような可能性を持つのか、またそれを商業ベースで実用化するにあたりどのような要件をクリアする必要があるのか等をワイドバンド化が進むフラッシュOFDMの最新技術情報を紹介しながら解説。
携帯事業におけるブロードバンド、FMCを前提としたMBWA,モバイルVOIP、公共サービス用ワイヤレスブロードバンド、トリプルプレーサービスなどのトピックに触れる。



フラリオン・テクノロジーズ
日本代表
川端 啓之氏

1963年1月4日生まれ
1985年、米国ウェスタン・ミシガン大学卒業(マーケティングおよびコンピューター情報システム)。
同年、ロジックシステムズインターナショナル社入社(インフォネクス社へ出向)
1990年、日本ストラタスコンピュータ社入社
1996年、英国ブリティッシュテレコム社入社、APAC事業開発部コントローラー
1997年、米国アクセスラインテクノロジーズ社入社、事業開発ディレクター
1998年、米国ウォルターグループ社入社、日本担当事業開発ディレクター
1998年、米国ニューセンチュリーベンチャーズ社設立、パートナー
1999年、ニューセンチュリーグローバルネット社設立、事業開発部長、営業担当副社長
2003年、フラリオンテクノロジーズ社入社。現在に至る。










NTTドコモ
IP無線ネットワーク開発部長
尾上 誠蔵 氏

1982年(昭和57年) 日本電信電話公社入社
1984年(昭和59年) 同社 横須賀通信研究所 移動通信方式研究室 研究主任
1989年(平成 1年) NTT(株)無線システム研究所 無線方式研究部 主任研究員
1990年(平成 2年) 同社 移動体通信事業本部 システム開発部 主任技師
1992年(平成 4年) NTT移動通信網(株) 研究開発部 主任技師
1993年(平成 5年) 同社 研究開発部 開発企画部門 担当課長
1995年(平成 7年) 同社 研究開発部 開発企画部門 担当部長
1998年(平成10年) 同社 無線ネットワーク開発部 主幹技師
2002年(平成14年) NTTドコモ(株) 無線ネットワーク開発部長
2004年(平成16年)3月 同社 IP無線ネットワーク開発部長(現在に至る)







KDDIでは、高速のパケット通信を可能にする 1xEV-DO も導入され、利用者の92%が既に第3世代に移行している。今後、リアルタイムIP通信機能や同報機能の追加など、第3世代の更なる高度化を予定している。この発展3G網をALL-IP化し、ワイヤレスブロードバンド無線や無線LANなどをオーバーレイする形でBeyond 3G システムに発展させる。固定網のALL-IP化と併せ、コアネットワークをMMD化することにより、多様なアクセスに依存せずにシームレスにサービス提供を可能にする移動固定統合網を構築する。


KDDI株式会社
au技術本部
ワイヤレスブロードバンド開発部
要海 敏和 氏

1982年 和歌山工業高等専門学校卒
1982年 KDD 入社
1998年 KDD NW本部 ワイアレス事業部 課長
2000年 KDDI 技術開発部 課長
2001年 KDDI 無線アクセス技術部 課長
2004年 KDDI ワイヤレスブロードバンド開発部 次長、現職に至る







802.3、802.11、802.16等の802ファミリや3GPP/3GPP2による3Gセルラシステムといった異種ネットワーク間のシームレスハンドオーバを支援するリンクトリガ、リンク情報提供機構他の標準規格を策定するIEEE802.21が2004年3月よりワーキンググループとして本格的に活動を開始した。本講演では、IEEE802.21の標準化動向と標準化対象となる技術の解説、さらに関連技術動向を紹介する。


松下電器産業株式会社
ネットワーク開発センター 
IPアクセス方式グループ
池田 新吉 氏

1996年 慶應義塾大学大学院理工学研究科修了、松下電器産業株式会社に入社。ITS通信技術の開発を経て、2001年よりMobile IP/NEMOを活用したIPモビリティの研究開発に従事。現在、ネットワーク開発センター所属。










エリクソン社
エリクソン北東アジア チーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)
工学博士
藤岡 雅宣 氏

藤岡雅宣は1998年に日本エリクソン社に入社。IMT2000プロダクト・マネージメント部長、マーケットサポート・先端技術部長を歴任、その後事業開発本部長として新規事業の開拓、新技術分野に関わる研究開発を総括。2005年2月より現職。
1978年KDDに入社し、研究所において、ISDN、インテリジェント・ネットワーク、プロトコル等の研究を担当。1988年からは、主任研究員としてネットワーク関連の研究・開発のリーダー、実験システムの開発等を担当。
1993年からは、KDD交換部担当部長として、新規サービス用システムの開発、国際電話用インテリジェント・ネットワークの開発を担当。
1985年電子通信学会学術奨励賞、1991年TTC表彰、1996年新ITU協会賞、1997年大阪大学工学博士。
生年月日:1952年10月28日
出生地 :兵庫県・尼崎市
卒業大学:1978年大阪大学工学部電子工学修士課程了
趣味:テニス、ジョギング、旅行