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採用・育成の現場から見る
HRMのプロセス・プランニング
<現状と課題>
HRMに安い・早いはありえない!
いまだ変わらぬ“員数重視”の採用計画
コールセンターのエージェント採用は、ピーク時に向けた大量採用が多いためどうしても“員数”が優先され、結果としてスキルのバラつきが生まれたり、離職率が高くなる傾向にある。とくに、「エージェンシーへの丸投げ」「人事部主導の採用」がこの起因となっているケースは多い。従って、エージェントに要求されるスキル(とくにコミュニケーション・スキル)を明確にモデル化しているか、中・長期的な採用・研修プロセスが現場主導で構築されているか――が効率的な人材管理のカギとなる。本特集では、採用・育成の2つの観点からHRM実践のポイントを検証する。
<ケーススタディ>
適性診断・集中育成・トレーナーのスキルアップ――
成功3社の採用・育成プロセスに見る離職防止効果
コールセンターの採用・育成に関して、最も多く見られるのが“高い離職率を見越したうえでの大量採用”だ。しかし、これでは採用コストも高騰する一方で、さらにスキルの平準化もままならない。そこで、先進的な取り組みをするセンターでは、@人材の適性判断、A業務量予測に応じた計画的な採用・育成プロセスの構築、B短期育成のプログラム、C研修担当トレーナーの育成――の4つをHRM実践のポイントとしてあげる。以下では、年間を通じてコンスタントに採用を進め、同時に離職率低減の工夫を凝らす日本ランズエンド、損保ジャパン・ホットライン、東京海上日動コミュニケーションズの3社の採用・育成プロセスを検証する。
CASE STUDY 1 ――日本ランズエンド
平均勤続“3年10カ月”
秘訣は適性を見抜くロールプレイ面接
CASE STUDY 2 ――損保ジャパン・ホットライン
新人エージェントを集中配置する新・OJT制度
相互研鑚を主眼とした「ホットライン道場」を開設
CASE STUDY 3 ――東京海上日動コミュニケーションズ
採用プロセスを“現場主導”に一新
研修段階での離職率を大幅に低減
<採用・育成プロセスに関する Q&A>
非正規雇用者に『顧客価値』は浸透できるか――
カギ握る“母集団の属性”
コンタクトセンターコンサルタント(人事領域専門)
HDI国際認定オーディター
小野田 孝
コンタクトセンターのエージェントの多くは、正社員ではない"非正規雇用者"であることはPART1で述べた。一般的に企業に対する忠誠心が薄く、離職率も高いと言われる層をいかにマネジメントするか。ここでは、編集部から投げかけた採用/育成の各プロセスに関する課題や疑問(採用担当者・アウトソーサーへの委託基準/人材選定のポイント/現場・経営の各観点から見た育成の課題)を、コンタクトセンターコンサルタント(人事領域専門)/HDI国際認定オーディターの小野田 孝氏に解説してもらった。