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今、そこにある危機――
徹底検証!
コールセンターの『BCP』
<現状分析>
パンデミック対策に死角あり!
検証できない「有事のバックアップ」
新型インフルエンザの世界的流行を受けて、「有事の際の事業継続」を実現するためのBCP策定の機運が高まっている。“企業の不夜城”と称されるコールセンターでは、とくに重要視すべきマネジメント要素であるはずだが、「コストがかかる」として具体的な対策までは未着手の企業も多い。Part1ではアンケート調査による“センターの現状”を分析する。
<対策>
最大のポイントは“バッファーの設定”
机上の空論とならない計画立案の勘所
BCP策定で最も重要なプロセスは「業務ごとに中断によって生じるインパクトを時系列で分析する」ことだ。これを実践できれば、継続業務の絞込みと対応策が自然と決まることも多い。事業継続マネジメント規格であるBS25999の考え方をベースに「コールセンターにおけるBCP」の施策をまとめるとともに、実際に業務の大部分を担うアウトソーサーの取り組みを検証する。
<主要アウトソーサーの対応>
ベルシステム24
継続業務の絞込みから組織設計まで
BCP対応コンサルサービスを開始
トランスコスモス
業務継続の基本はマルチサイト運用
“業務のバッファー”を重視して提案
NTTソルコ
スキルと品質の維持が前提――
「同一業務の複数拠点運営」を推奨
<ケーススタディ>
センター独自/全社的な計画と訓練――
社会インフラを支える先進2社の取り組み
有事の際の業務の優先順位は会社や組織によって異なる。しかし、社会基盤であるネットワークやさまざまな企業の経営基盤を提供している企業の計画は、応用可能なものも多い。ここでは、コールセンター独自の取り組みとしてソフトバンクBB、全社的に極めて高度な計画を立案したNECの事例をまとめる。両社に共通しているのは、緻密かつ柔軟な計画と訓練の実施である。
ケーススタディ 1:ソフトバンクBB
所在/出社可否情報からリソースの再配置まで
管理機能を集約しトップダウン体制を強化
ケーススタディ 2:NEC
全事業部門で400超のBCPを策定
「目標と現実」のギャップを埋める計画