ネットワーク仮想化
-基礎からすっきりわかる入門書-
仮想スイッチ、仮想NIC、TRILL、FCoE、SDN/OpenFlow―。 進化する技術を体系的に理解する!
渡辺和彦/法橋和昌/沢村利樹/池上竜之 著 B5変型判 240ページ 定価:2,750円(税込) ISBN:978-4-89797-925-0 2013年6月上旬刊行
電子書籍
サーバだけでなく、ネットワークの世界でも仮想化が進んでいます。本書は、SDN/OpenFlowをはじめとする各種仮想化技術や、信頼性対策、セキュリティ対策、クラウド等、仮想ネットワークを体系的に理解したい方に必携の1冊です。 サーバ、ストレージ、デスクトップ、データセンター等の仮想化についても、わかりやすく解説しています。 さらに、ネットワーク初心者の方が理解しやすいように、一つ一つの用語をできるだけ丁寧に説明しています。
内容詳細
■「まえがき」より
ここ数年、IT業界において、「仮想化」という言葉を見聞きすることが多くなってきています。仮想化というと、サーバの仮想化やストレージの仮想化がまず頭に浮かぶと思います。ネットワークにも、VLANをはじめとする仮想化技術が存在しますが、これまでネットワークの仮想化を主題とした書籍が少なかったこともあり、あまり注目されてこなかったのが現状です。
本書では、ネットワークの仮想化を主要なテーマとして、仮想化およびクラウドの全体像から、仮想ネットワーク設計上の考慮点(信頼性対策やセキュリティ対策等)、仮想ネットワークの活用、TRILL、FCoE、SDN/OpenFlow等の最新技術まで幅広く説明しています。

■本書の主な内容
第1章 仮想化とは
1.1
1.2
ITにおける仮想化
クラウドコンピューティングと仮想化
第2章 サーバ、デスクトップ、ストレージの仮想化
2.1
2.2
2.3
サーバ仮想化
デスクトップ仮想化
ストレージ仮想化
第3章 ネットワークの仮想化
3.1
3.2
3.3
3.4
ネットワーク機器の仮想化
ネットワーク接続の仮想化
通信回線の仮想化
OpenFlowの概要
第4章 仮想ネットワーク設計上の考慮点
4.1
4.2
4.3
4.4
4.5
4.6
4.7
仮想ネットワークの信頼性対策の概要
仮想LANの信頼性対策
仮想WANの信頼性対策
仮想ネットワークのセキュリティ対策
仮想ネットワークの管理
仮想ネットワークの性能設計I
仮想ネットワークの性能設計II
第5章 仮想ネットワークの利用
5.1
5.2
5.3
仮想化によるサーバ統合
データセンターの仮想化
パブリッククラウドの利用
第6章 進化する仮想ネットワーク ~OpenFlow~
6.1
6.2
6.3
OpenFlowの基本構造と導入方式
OpenFlowの動作概要
OpenFlowの実装を検討するにあたって
第7章 仮想ネットワークを支えるその他の技術
7.1
7.2
TRILL
FCoE