「仮想化」実装の基礎知識
これだけは知っておきたい! 仮想化入門書の決定版!!
法橋和昌・前島鷹賢・中川栄一郎・花崎隆直・佐々木敦守・西口健太郎 著 B5変型判 368ページ 定価:2,750円(税込) ISBN:978-4-89797-987-8 2015年5月中旬刊行
電子書籍
近年、「仮想化」の実装範囲が広がる中、その仕組みや技術を理解し、基礎知識として身に付けることが重要になってきています。 本書は、サーバー、デスクトップ、ストレージ、ネットワークそれぞれの仮想化について、基本技術から、実装するにあたっての設計上の考慮点、セキュリティ対策、Dockerや自動階層化、VXLAN等、比較的新しい技術まで幅広く説明しています。
内容詳細
■[本書の主な内容]
第1編 仮想化の基本
第1章 仮想化とクラウド
1. 仮想化の概念
2. クラウドコンピューティングとは
第2章 サーバーの仮想化技術
1. サーバー仮想化の概要
2. サーバー仮想化技術(ホストOS型、ハイパーバイザー型、LPAR型、メモリのオーバーコミット、ライブマイグレーション)
3. 主なサーバー仮想化製品(VMware vSphere ESXi/vCenter Server、Hyper-V/System Center、CitrixXenServer/XenCenter、KVM)
第3章 デスクトップの仮想化技術
1. デスクトップ仮想化の概要
2. ホステッド型仮想化方式を支える構成要素
3. ローカル型仮想化方式を支える構成要素
第4章 ストレージの仮想化技術
1. ストレージ仮想化の概要
2. ストレージ仮想化技術(RAID、ストレージプール、シンプロビジョニング、ストレージ階層化、データ再配置、マイグレーション)
第5章 ネットワークの仮想化技術
1. ネットワーク仮想化の概要①(機器・回線の仮想化)
2. ネットワーク仮想化の概要②(機能の仮想化)
3. SDNとOpenFlow
第2編 仮想化の実践
第1章 サーバー仮想化の実装
1. 実装計画
2. 信頼性対策(ホストクラスタとゲストクラスタ等)
3. 設計上の考慮点(バックアップ、リソース状況の把握)
第2章 デスクトップ仮想化の実装
1. 実装計画
2. 設計上の考慮点(運用体制と運用項目、CPU性能、メモリ容量等)
第3章 ストレージ仮想化の実装
1. 実装計画
2. 信頼性対策(PTC機能・リモートコピー機能の活用等)
3. 設計上の考慮点(シンプロビジョニング機能によるボリューム管理、ストレージプールの構成、ストレージ容量の拡張、コントローラーと論理ボリューム等)
第4章 ネットワーク仮想化の実装
1. 実装計画
2. 信頼性対策(NIC、ESM、TORスイッチ等)
3. 設計上の考慮点(SNMPの活用、ポート設計、帯域設計、OpenFlow等)
第5章 仮想環境におけるセキュリティ対策
1. サーバーの対策(認証、セキュアプログラミング等)
2. デスクトップの対策(シングルサインオン、多要素認証、ロケーションアウェアネスセキュリティ等)
3. ストレージおよびネットワークの対策(暗号化、スナップショット、ファイアウォール、IDS/IPS等)
第3編 進化する仮想化技術
第1章 サーバー/デスクトップの新技術
1. サーバーの新技術(コンテナ型仮想化技術、Docker)
2. デスクトップの新技術(クラウドの活用、画像処理技術の強化等)
第2章 ストレージの新技術
1. 重複データ削減
2. 自動階層化
3. クラウド環境のストレージ
第3章 ネットワークの新技術
1. OpenStack
2. ネットワークオーバーレイ(VXLAN、NVGRE等)