パケットキャプチャ無線LAN編 第2版
-Wiresharkによる解析-
Wireshark開発プロジェクトメンバーである著者が、パケット解析のノウハウを徹底解説!
竹下 恵 著 B5判 368ページ 定価:3,960円(税込) ISBN:978-4-86594-407-5 2024年4月中旬刊行
電子書籍
オープンソースのLANアナライザソフト「Wireshark」を使って、無線LANのパケットを解析する方法を記した書籍です。 無線LAN端末が送受信するパケットの内容や、セキュリティ(データの完全性チェック、暗号化、復号など)の仕組みはブラックボックスになっていますが、Wiresharkを活用することで、これらを「見える化」できます。本書ではサンプルパケットをもとに、その詳細を明らかにします。また、「接続できない」「通信が遅い、切れる」といった各種トラブルシューティングについても丁寧に解説しています。 今回の第2版では、現行の符号化やスペクトラム拡散技術を広く紹介するとともに、他のオープンソースソフトウェアや商用ツール(無料体験版)を用いて最新のデータリンク層技術も確認できるようにしました。無線LANに関わる方や興味がある方必携の1冊です!
内容詳細
■本書の主な内容
第1章 電波の概要
1.1 見えない電波を見える化するには
1.2 変調方式
1.3 マルチキャリア伝送方式
第2章 スペクトラムアナライザ
2.1 スペクトラムアナライザの概要
2.2 スペクトラムの確認
第3章 無線LANのデータリンク
3.1 無線LANの概要
3.2 無線LANのスループットの測定
第4章 パケットキャプチャの実行
4.1 Wiresharkのインストール
4.2 Wiresharkでパケットを見るには
4.3 Wiresharkのカスタマイズ
第5章 無線LANのパケットの構成
5.1 Radiotapヘッダ
5.2 802.11 radio informationヘッダ
5.3 IEEE802.11パケット
5.4 接続までの流れのダンプ解析
第6章 無線LANのセキュリティ
6.1 無線 LAN のセキュリティ上の問題点
6.2 無線 LAN アクセスポイント検出ツール
6.3 無線 LAN のセキュリティ基礎
6.4 WPA2/3
6.5 WPA3
第7章 トラブルシューティング
7.1 トラブルシューティングを始める前に
7.2 ケース①(スマートフォンがつながらない)
7.3 ケース②(通信が遅い)
7.4 ケース③(通信が切れる)