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特集
顧客ニーズを確実につかむ
ケータイCRMの可能性
 
PART1

現状と課題
来店誘導、販売促進、顧客囲い込み  
始まったマーケティングでの本格活用

携帯電話(ブラウザフォン)の急速な普及を背景に、それを新たなマーケティングツールとして活用しようという動きが本格化してきた。携帯電話の利便性を活かし、その顧客行動履歴から顧客の真のニーズをつかむことこそが、ケータイCRMの実践だ。ケータイCRMが活用されてきた背景を探るとともに、実践段階に入ったマーケティング用途の中でも、特に(1)来店誘導(クリック&モルタル)、(2)販売促進、(3)優良顧客囲い込み、といった分野での現状と課題をマーケティングおよびCRMの専門家への取材を通して明らかにする。

 
PART2

ケーススタディ
見えてきたプライベートメディアの効果
先進3社のCRM実践を徹底検証

携帯電話(ブラウザフォン)をマーケティング、CRMにどう活用するか、思考錯誤を繰り返すなか、収集された顧客情報を分析、次の一手として商品開発やニーズの把握など顧客を起点にした、ケータイCRMを実践し、成功を収めている企業が出てきている。PART2では、旅行者支援サービス「モバイルトリップ(m-trip)」を提供する阪急交通社、PCと携帯電話のWebのみに限定したクローズドキャンペーン「ネットでFIRE」を行うキリンビバレッジ、ドラッグストアの顧客購買データを活用しASPで「DRUG-CRMサービス」を提供する電通テックの3社のケータイCRMへの取り組みを検証する。

  • 阪急交通社
  • キリンビバレッジ
  • 電通テック
 
PART3

ノウハウ
新たなインタラクションの確立
失敗しないケータイCRMの進め方

最近、携帯電話(ブラウザフォン)をCRMに活用しようという企業が増えてきた。しかし、一方でCRMのシステムを導入したが、思ったほど成果が上がらないという声も後を絶たない。その成否を左右するものは一体何か。効果的なCRM展開には、顧客と企業をつなげる部分、つまりインタフェースやコミュニケーションのリズムが重要になる。企画のヒントは、実はごく身近の何げない日常にも隠されているのだ。その存在に気づき、うまく活用できるかどうかがCRMを成功させる決め手となるだろう。


酒井 康光
アイベックス・アンド・リムズ 取締役 R&D デパートメント ゼネラルマネージャー


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