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 2005年6月号

ITシステムの効果的導入でCSトップ評価を堅持
ブロードバンド会員本格拡大に備える

ぷららネットワークス カスタマサービス部長
阿部 庄吾氏


NTT東日本グループのISP、「ぷらら」は、調査会社(J.D.パワー)のCS調査で「加入後 半年」のユーザー評価がISP中トップポイントを得た。接続品質などに加え、オペレータのマルチスキル化によるワン・ストップ追求など、サポートセンターの顧客応対が高評価に繋がった。しかし、会員数の増大・ブロードバンド加入比率の拡大などを見据え、コストバランスなどの効率化が大命題となった。そこで同社は、SIPサーバーとシン・クライアントによる新たなコンタクトセンター・システムを導入。効率化とCS向上を同時に実現する仕組みを構築しつつある。コンシューマ向けサポートセンターの責任者である阿部 庄吾・カスタマサービス部長に抱負を聞いた。

Profile
阿部 庄吾(あべ しょうご)
ぷららネットワークス カスタマサービス部長
1958年1月、福島市生まれ
1976年、日本電信電話公社(現NTT)入社
1995年、NTT長距離通信事業部 首都圏PT主査
1998年、NTT東日本福島支店 マルチメディア推進室担当課長兼営業企画課長
2002年7月、現職就任

――インターネットサービス市場は新規加入が鈍化している半面、ADSLさらに光のブロードバンドの比率が高まっていますが、御社の状況は。

阿部 弊社サービスの会員数は現在190万加入、うちブロードバンド会員が145万(NTT東西地域会社の「フレッツ」)を占め、ブロードバンドだけでみると業界4位の規模となっています。今のところADSL(フレッツ・ADSL)が圧倒的に多いですが、新規を中心に光(Bフレッツ)が増えています。コンテンツも光サービスを前提にした内容になりつつあり、今後、光の比率が高まるのは必然的な流れと見ています。

――ブロードバンド会員の増加に伴い、会員サポートのやり方も変えていかなければならないと思いますが、現状の顧客サポート体制は。

阿部 大きくコンシューマ、法人サービス、パートナー企業・代理店の3つの対象別に複数センターを運営しています。このうち、私の管轄するコンシューマ向けは、入会前の問い合わせ(サービス内容、申し込み手続き)対応窓口(ぷらら入会ダイヤル)と、入会後(接続・設定、料金など)のサポート窓口(ぷららダイヤル)の2つのセンターを設置。受付時間は、ぷらら入会ダイヤルが10時〜22時、ぷららダイヤル平日12時〜21時、土日・祝日が12時〜19時。Eメールは24時間対応しており、メールによる問い合わせの比率は平均20%です。
 確かに、会員数200万の大台が目前となり、ブロードバンド比率も高まっているだけに、CSを損なうことなく、どのように運営の効率化を図るかが課題となっています。

――御社のサービスは、調査会社J.D.パワー アジア・パシフィックのCS調査(「2004年ブロードバンド・インターネット・プロバイダー顧客満足度調査:2005年1月17日発表)で、ユーザーから高いポイントを得、とくに「加入後 半年以上」ではISP中トップ評価となっていますが、この要因は何だとお考えですか。

阿部 接続品質、各種費用などさまざまな要素を含めてご評価いただいたものと思っていますが、私がお客様の立場で考えた場合、1回の問い合わせで全て解決する、コールをたらい回しされないことが最も望むことです。このため当社のサポートセンターでは、開設当初からCSRのマルチスキル化を基本にして教育・研修などを徹底してきました。テクニカル、コミュニケーション能力双方で一定レベルのスキルをマルチにクリアして初めてお客様と応対できるというように、実際のオペレータ席に着くまでのハードルを高く設定しています。こうした地道な努力の積み重ねをお客様にご評価いただけたのではないでしょうか。まして、ISPのサービスラインナップは各社が横並びに近い状況になっているだけに、CS評価の上で「顧客サポート応対」のポイントは以前にも増して高くなっていると思っています。

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