
フィールドサービスにおいては、顧客が利用する機器のダウンタイムをいかに短縮するかが命題だ。そのため、確実な障害受付と適切な原因分析、迅速な技術者手配が必要になる。リコーテクノシステムズでは、これらを踏まえてセンター体制の改革を断行。業務効率化を実現し、CS向上を目指している。そのポイントは3つだ。
(1)2種類の窓口を共通基盤で運用
障害連絡は、顧客から直接入る電話とリモート監視による自動通報の2種類。これに対し、受付システムへの登録状況の有無、一次解決可能かなどをシステムが自動判断し、適切なスタッフにルーティングするよう情報を整流化。
(2)技術スタッフが一次解決を支援
受付システムへの登録顧客は基本的にCE経験者が担当。専門知識を持って電話で解決にあたることで、ダウンタイム短縮やCE出動コストの削減を図る。
(3)担当制による迅速な保守対応
契約機器に関しては担当CEが決められている。アサインの際は、手隙のCEを探すことなく迅速に指示可能。CEは携帯電話を通じて情報を受け取り、出動の可否を報告する。仮に動けない場合は、代理CEを自動手配できる。