
コールセンターで問題解決率を向上させるには、研修やFAQの充実が重要なのは言うまでもない。しかし、これらは管理者側の視点で実施・構築されている場合が多い。フィールドサービスを展開するコニカミノルタビジネスソリューションズでは、オペレータの自主性を重視した研修を開催。呼量の少ない時は自主的な勉強会や、自分たちが使いやすい応対ツールを作成するなど、電話での問題解決率向上に努める。これにより、技術スタッフ(CE)出動機会の削減と顧客満足度向上につなげている。取り組みのポイントは3つ。
(1)アンケートで研修内容を決定
日々の応対の中からもっと知識を増やしたいカテゴリーを調査。オペレータが希望する研修を徹底的に実施。
(2)トレーナーも相互研鑚
トレーニングを実施するテクニカルスペシャリストは、お互いの得意分野を持ち寄り、知識を高めるとともに指導方法についても相互に研鑚する。
(3)自主性を促し解決率向上を図る
各チームで自主的に問題解決率向上のための取り組みを実践。勉強会のほか、自分たちで利用しやすいツールを作成。良い取り組みは横展開を図る。