
コールセンターの“品質指標”は、つながりやすさや応対マナー、正確な対応などさまざまだ。
ANAテレマートでは、全日本空輸(ANA)グループのブランドコンセプト「あんしん、あったか、あかるく元気!」をセンターの運営方針に落とし込んだ結果、3つの品質指標を盛り込んだ「正確・迅速・丁寧」な応対を目指している。
ポイントは2つ。
(1)全拠点のKPIを共通化
全拠点共通の月次レポートで、応答率やAHT(平均対応時間)、SL(サービスレベル)、TAT(Eメールの24時間以内の返信率)などを管理し、迅速性を分析。丁寧さ・正確さについては外部/内部モニタリングで定期的な評価を徹底。このような徹底した指標管理の体制を敷くことで、複数拠点でぶれのない運営を実現している。
(2)キャンペーン活動によるモチベーション向上と意識統一
年に一度、キャンペーンを実施し、チーム対抗によってAHT短縮やモニタリング評価の向上を図っている。これにより、対抗戦による現場の士気向上や、各指標の周知、運営方針に対する意識統一を促している。