マーケティング・ダッシュボードとは、WebやEメール、コールセンターなどの各チャネルから集めた情報を、リアルタイムで一覧表示し、異なる組織で情報共有する仕組みだ。マルチチャネル化が一般化するにつれてユーザー企業からのニーズも高まりを見せ、各ベンダーから製品が出揃ってきた。

大塚商会の中小企業向けCTIパッケージ「SMILEα/CTI」は、累計2400本以上出荷されており、中小企業のワークスタイルを鑑みた機能が特徴だ。これと中堅・大企業向けシステム「DeCall」を両軸として、建築や不動産業などに適したオプション製品を充実させ、ユーザーの拡大につなげる方針だ。

NTTソフトウェアの顧客分析エンジン「cocoCuore」は、1日15万履歴の規模で高速分析する機能を持つ。これにより企業は、レコメンデーションシステムを構築できる。似た嗜好性を持つ顧客の閲覧・購買履歴を参照するため、より顧客ニーズに合った商品を表示できるのが特徴だ。CTIミドルウエア「CTBASE」と連携すれば、顧客DBの精度を高められる。

マイクロソフトの「Customer Care Framework」は、コンタクトセンターのオペレータのデスクトップPCの画面を見やすくするソリューションだ。Windows上で動作する複数のアプリケーションを、PC内で統合して表示する。インテグレーションにかかるコストや工数が少ないのが特徴で、オペレータの業務効率も上げられる。