リックテレコムWeb雑誌書籍展示会・セミナー 会社案内個人情報保護方針採用情報

テレコミュニケーションコンピューターテレフォニーCOMPASS

コールセンタージャパンドットコム

CTご案内
編集コンセプト
2010年8月号
2010年7月号
2010年6月号
2010年5月号
2010年4月号
2010年3月号
2010年2月号
2010年1月号


2009年度分

2008年度分

2007年度分

2006年度分

2005年度分

2004年度分

2003年度分

2002年度分

購読の申し込みはこちら

広告のご案内
広告掲載企業
取り扱い書店
お問い合わせ先

媒体資料PDF(320k)

CTホットライン

CT TOP最新号のお知らせ編集コンセプト購読の申し込み広告のご案内
 


 2002年12月号

いまCRM実践で急務なのは
マーケティングチェーンの確立

トランス・コスモス 代表取締役社長兼CEO
船津康次氏


いまCRMを主体にビジネスを展開するアウトソーサーに大きな転換が迫られている。特にコールセンターエージェンシーはマイラインに代表されるコールセンター特需を終え、よりプロフェッショナルなサービスを提供しない限り飛躍的な拡大はない。ピープル&テクノロジーを標榜してきたトランス・コスモスでは市場の潮流をいち早く読み、中期事業計画の柱として「マーケティング・チェーン・マネジメント」というCRMの真髄とも言えるコンセプトを打ち出した。本年9月に社長に就任した船津康次氏に、今後の戦略を聞いた。

Profile
船津 康次(ふなつ こうじ)
トランス・コスモス 代表取締役社長兼CEO
1952年3月18日、兵庫県生まれ
1976年3月、北海道大学 文学部 実験心理学科 卒業
1992年9月、ダブリン大学大学院政治経済学修士課程卒業
1981年4月、日本リクルートセンター(現リクルート)入社
1995年12月、北海道じゃらん取締役
1998年4月、トランス・コスモス入社 事業企画開発本部長
同 年6月、常務取締役
1999年6月、専務取締役
2000年4月、代表取締役(現任)、取締役副社長、総合営業本部、コンサルティング本部、各事業本部担当
2001年4月、事業戦略本部兼人財戦略本部担当
2002年9月、トランス・コスモス代表取締役社長兼CEO

産業依存型ビジネスでは
アップ・ダウンを繰り返す

  マイライン特需が終わり、いま企業のCRMの担い手であるアウトソーサーは戦略の転換に迫られているようですが、現在の業界・市場の状況をどうみていますか。

船津 CRM、コンタクトセンターに限らずアウトソーサーへの需要は確実に伸びていくとみています。
 ただし、産業の需要やマンパワーに依存してビジネスを展開していてはアップ・ダウンを繰り返すことになり、場合によっては大きな落ち込みが発生する。マイライン需要がその代表例です。ただし、通信業界全体の需要が極端に下がったか、というとそうではありません。
 アウトソーサーの価値はサービスレベル・業務スキルにおいても、効率性・生産性においても、お客様企業が自ら対応するより、高いサービス、ソリューションを提供するところにあります。つまり、プロフェッショナル性が最大の価値なのです。
 今後はいままで以上に高いプロフェッショナルなサービス、ソリューションが求められてきます。新たなバリューの提供といってもいいでしょう。特にCRM市場ではその要請が強くなります。コールセンターのROI(投資収益率)が話題になってきているのがいい例です。

  つまり、CRMコンセプトが浸透するなかで、ヒューマンリソースだけでなく、経営効果に直接結びつく、たとえばマイニングサービスなど領域を拡大していく必要があるということですね。各社とも、いま新たなバリューの提供に苦慮しているようです。そうしたなかで、御社では“Marketing ChainManagement(マーケティング・チェーン・マネジメント)”(以下MCM)というコンセプトに基づくサービス、ソリューションを打ち出されていますが、どのようなものなのですか。

船津 当社では長く“ピープル&テクノロジー”を基本理念にビジネス戦略を立ててきました。コンタクトセンターを例にとると、インソース/アウトソースに限らず、高度なヒューマンリソースを提供するとともに、最適なITを駆使し、効率化、問題解決、業務改革のためのソリューションを提供していくという手法で事業を展開してきています。
 そのために、ここ数年、米国に拠点をおき、特にインターネットを活用するCRM関連のソリューションを中心に調査、選定、必要があればジョイントベンチャーを組みソリューションの充実に努めてきたのです。
 その一つの結論であり、中期事業計画の柱として打ち出したのがMCMなのです。
 端的に言えば、MCMは新たなマーケティングチェーンの確立を提言していくという事業コンセプトです。
 具体的には、消費者からお客様企業への生の声を収集するコンタクトセンターで顧客動向分析と効果測定を行い、インターネットセールスプロモーション、ダイレクト・インターネット・マーケティング、テレマーケティング、インターネット広告、データマイニング、マーケティングリサーチ、デジタルコンテンツプロデュース、マーケティング・システムインテグレーションなど、お客様企業と消費者をつなぐインタラクティブマーケティング・サービスを提供していきます。さらにMCMのバックヤードとなるSCM(サプライ・チェーン・マネージメント)までをカバーします。
 

リックテレコムメール配信サービス


 
Copyright RIC TELECOM. All Rights Reserved.