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 2004年3月号

回線ビジネスだけでは生き残れない
ASP型IPCCでキャリアのイメージを刷新

パワードコム 電話事業本部電話事業戦略部長
加藤 治伸氏


電力系通信キャリアのパワードコムはASP型のIPコンタクトセンター(IPCC)サービス提供に本格的に乗り出した。キャリア間の競合激化で、従来の回線ビジネスでは利幅がますます取り難くなってきた今日、高付加価値のソリューションビジネスで先行し、通信キャリアのイメージを刷新するのが狙いだ。同事業を推進する加藤治伸・電話事業本部電話事業戦略部長は、「次世代への生き残りモデルは、付加価値サービスをいかにタイミングよく、しかもリーズナブルに提供できるかにかかっている。ASP型IPCCはその戦略的なトリガーになる」と強調。CRM機能拡充をポイントに、業務系アプリケーション・サービスの領域へ、いち早く踏み込んでいく考えだ。

Profile
加藤 治伸(かとう はるのぶ)
パワードコム 電話事業本部電話事業戦略部長
1957年、東京生まれ
1980年、日本大学経済学部卒業
同年、山崎製パン入社
EOSプロジェクトリーダー
セールス課業務係長
1991年、東京通信ネットワーク入社
電話営業部課長
お客さまセンター計画管理グループマネージャー
2002年、統合準備プロジェクト部長
2003年、東京通信ネットワークとパワードコム合併に伴ない、電話事業戦略部長に就任

  キャリアとして、あえてIPコンタクトセンター(IPCC)というソリューションビジネスに本格的に注力する狙いはなんですか。

加藤 なぜ、ソリューションを重視するかと言えば、4月からの電気通信事業法改正によるデタリフ化(契約約款の作成・公表義務などを撤廃し、相対取り引きを可能にする規制緩和措置)を契機に、法人ユーザー向けを中心にキャリア間の料金・サービス競争がますます激化するからです。回線の足廻りだけでは価格の叩き合いになり、利幅がどんどん減る恐れがあります。またお客様(企業)の流動化も激しくなるでしょう。次世代への生き残りモデルは、付加価値サービスをいかにタイミングよく、しかもリーズナブルに提供し、お客様に選んでいただけるにかかっています。付加価値サービスとして当社の特徴を他社に先駆けてどう打ち出せるか。その戦略的な取り組みの1つが、新たに独立メニューとして打ち出したASP型のIPコンタクトセンター「Powered IP Contact Center」です。

  ASP型のユーザーメリットは。

加藤 当社のお客様(企業)のなかにも、コールセンターを運営されているところや設置を検討されているところが多くいらっしゃいます。これらお客様の悩みは、キャンペーン時や季節による呼量変動にもっと柔軟に対応できないか。また、イニシャルコストを低く抑え、かつ短期間にシステム構築できないか。さらに、電話だけでなくWeb・Eメール・FAXのマルチチャネル対応を効率的に実現する方法はないか、など多くの課題を抱えておられます。ASP型サービスを利用すれば、PBXやCTI/CRMサーバーなどを自社で一切保有する必要がなく、キャリア側のデータセンター内に設置されたIPコンタクトセンター設備にアウトソースすることで、それらの機能を利用できます。短期構築が可能になるほか、初期費用およびメンテナンスなどの運営コストを大幅に削減できます。設備陳腐化のリスクも下がります。しかもキャンペーンなどで呼量の増える期間だけ利用することもできるなど、柔軟で効率的な運営が可能になります。

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