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 2006年1月号

リスクを乗り越え成長の段階に入った
“新生ベル”はマーケティング・サポート企業を目指す

ベルシステム24代表取締役社長兼CEO
園山 征夫氏


ベルシステム24は、2004年7月、ソフトバンクグループとの包括的業務提携を発表し、ソフトバンクBBの100%子会社であるBBコールを買収した。また、この資金調達のため主要株主を従来のCSKから投資会社の日興プリンシパル・インベストメンツに変更。テレマーケティング業界最大手企業は、激動の時代に突入した。
園山征夫社長は「大きな成長を行うにはリスクテーキングな判断が必要だった。変革の時期を乗り越えたいま、これからが躍進する段階」と話す。その中心になるのがマーケティング・ソリューションのサポートだ。
コールセンターだけでなく、インターネット、モバイル、紙媒体など、あらゆるメディアを駆使する同社の今後の戦略を聞いた。

Profile
園山 征夫(そのやま ゆきお)
ベルシステム24代表取締役社長兼CEO
1944年1月1日、島根県生まれ
1967年3月   慶應義塾大学経済学部卒業
 同年4月    三和銀行入行
        その後、エンジニアリング企業等を経て
1984年8月   コンピューターサービス(現CSK)入社
1986年11月  ベルシステム24 専務取締役
1987年8月   同社代表取締役社長
2001年3月   同社代表取締役会長兼社長
2002年8月   代表取締役社長兼CEO(現職)

――2004年7月のソフトバンクBBとの包括的業務提携以降、どのような動きがあったのでしょうか。

園山 大型BPO案件に取り組むにあたり、組織力をいかに強化するかに傾注してきました。特に、採用から研修に至るまで人材の育成・強化には力を入れてきました。また、従来から取り組んできた情報セキュリティについても、コンプライアンスの見直しなどを含め、さらに厳しい基準を設けました。その結果、収益力の向上はもとより、当社にとって最も重要な点は、当社の成長に賭ける意欲が社内全体で生まれたことです。ベルシステムをこう変えていこう、5年先を見据えよう、というパワーが醸成されました。
 当社には、「AIDIMIQ」という良き企業文化があります。「行動主義(Action)」「起業家精神と絶えざる革新(Innovation)」「多様性の尊重(Difference)」「行動する個人を支える土壌(Independence)」「個人としてのモラル(Morale)」「人間の尊厳や価値の尊重(Integrity)」「組織としてのクオリティ(Quality)」の頭文字を取ったものですが、常に上を目指して挑戦する当社の姿勢の源泉となっています。この文化が活性化され、現場レベルでの改善への小集団活動から、新規事業の立ち上げまで行う積極性が生まれ、全社的なモチベーション向上につながりました。

――一連の御社の動きはテレマーケティング業界にも大きな波紋を投げかけたと思います。

園山 それはどうかわかりませんが、大型案件はこう獲得するんだという例示にはなったと思います。現在この市場は、コストダウンを迫られ非常に厳しい状況だと言われます。しかし、本来市場は創り出すものです。ソフトバンクBBとの提携では、500億〜600億円の市場を創り、自ら獲得しました。新しい市場を創り出し、多くのマーケットシェアを獲得するという発想がない限り、限られたパイを取り合うだけでは市場の拡大は見込めないでしょう。

――市場獲得の一方で、離れていったクライアント企業もあると聞いていますが。

園山 大きな成長を行うには、経営者としてリスクテーキングな判断が必要となる場合もあります。一部のクライアントについては、関係を一時的には断たれることも想定の上でした。決算期を2月に変更したため正確な数字ではありませんが、提携当初に発表した1100億円の売り上げはほぼ達成しています。リスクを乗り越え、大きく成長する段階に入りました。これからが“新生ベル”としての本領を発揮する“時”です。

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