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UNIVERGE傘下にCRM部隊を結集し
営業・SE・開発の一元化で効果

――一方、CRMソリューション事業の組織についてはどのような体制で臨んでいるのですか。

瀧澤 UNIVERGE事業を本格推進したのは2年ほど前からですが、CRMソリューションはその1年後の2005年4月に当社グループに分散していたCRM関連部署をUNIVERGE事業傘下に集結し、営業・SE・開発からなる約100名規模のプロジェクト体制を構築しました。そして今年1月には、UNIVERGEソリューション推進本部SI部にCRMソリューションのSIを一元化し、NECソフトおよびNECシステムテクノロジーと連携して、インフラからミドルウエア、アプリケーションまで一貫したSI・サポート体制を確立しました。

――製品の統合、組織体制の集結・一元化の効果は出ていますか。

瀧澤 「CRMの切り口で全てカバーできます」とお客様に自信を持って言えるようになったことが、なにより大きいと思っています。責任が明確化しプロジェクトの成果もはっきり目に見えるようになってきたので、推進体制を組織的に強化できるようになりました。当社のCRMソリューションに対する認知度も向上していますが、さらなるアップを図るため、今春以降積極的なプロモーションを展開します。数字的には括り方にもよりますが、コンタクトセンター・ソリューションで言えば、ここ数年で3倍に伸びています。また、国内市場だけでなくグローバル対応も今後の重要な戦略で、既に中国、東南アジアで大型のコンタクトセンター案件を受注・構築しています。例えば、タイではイオングループの大規模コールセンターを構築していますし、日系企業を中心にコール/コンタクトセンターの引き合いは非常に強いものがあります。

パートナー1000社と連携へ
IP化をキーに優位性を発揮

――自社構築のソリューション展開もさることながら、SIとして他社製品との連携や協業についてはどのようにお考えですか。

瀧澤 ひと口にブロードバンド・ユビキタスと言っても、残念ながら自社だけでソフトウエアを揃え、市場を牽引していくことには限界があります。いろいろな他社製品とも組み合わせていかないと市場スピードに勝てず、お客様のニーズに応えられません。CRMソリューションにしても、現在注力しているコンタクトセンター領域に加えてeマーケティング、SFA、BI/DWH、さらには統合CRMと領域が広がります。この攻略のためには他社とのパートナー連携が不可欠です。そもそもUNIVERGEはオープンな発想でスタートしていますし、従来からのパートナーを含めて1000社との連携・協業を目標にしています。既に700社までに達しています。今後、パートナー連携での導入実績も本格的に出てくるでしょう。

――UNIVERGEソリューション事業売り上げの中期目標は。またそのキーになるのは何ですか。

瀧澤 UNIVERGEソリューションを中核にしてエンタープライズ向け(キャリアを除く)ブロードバンド・ネットワーク事業規模を現在の3000億円強から早期に5000億円に押し上げていくのが目標です。プラットフォームのハードウエア価格は相対的に下降していくので、成長のキーはソフトウエアを統合したソリューションを如何に伸ばせるかにかかっています。CRMソリューションについても先に言いましたように、年率30%、さらにそれ以上の成長を続けるための戦略的な取り組みをしていきます。ここでのキーはIPコンタクトセンターの進展です。当社はIP電話で高シェアを確保しているだけに、今後IPコンタクトセンターへの流れが加速するとともに、優位性が発揮できると見ています。
(聞き手・鈴木 信之)

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