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 2006年7月号

目指すは“生涯カード化”
不滅ポイントでトップシェア狙う

クレディセゾン 専務取締役
山本 敏晴氏


優良顧客の囲い込みとメインカード化が今後の帰趨を決するクレジットカード業界。3大グループの一角を占めるクレディセゾンは、独自の「《セゾン》永久不滅ポイント」を顧客リテンションの最大の武器にトップシェアを狙う。クレジット本部長の山本敏晴専務は「これが入会動機や利用活性につながり、“生涯ファーストカード化”の肝」と強調する。また、コンタクトセンターではアウトバウンドに一段と力を入れ、スリーパー(休眠顧客)を掘り起こす。

Profile
山本 敏晴(やまもと としはる)
クレディセゾン 専務取締役

1944年9月、 東京生まれ
68年3月、 中央大学経済学部卒
同年4月、 西武百貨店入社
81年3月、 営業企画室営業計画部マーケティング担当
86年3月、 クレディセゾン 営業部ヘ出向
89年7月、 クレディセゾン入社。営業企画部長
94年6月、 取締役
2001年2月、 常務取締役
2005年4月、 専務取締役(現任)

――クレジットカードを取り巻く環境は大きく変化していると思いますが、今後の市場の成長性をどうみておられますか。

山本 リテール決済マーケットは、当面クレジットカード、キャッシング・ローンが牽引役となって拡大するとみています。まず、クレジットカードでは、電気・ガス・電話や民間の医療機関を含めた公共料金、税金・年金・公立病院などの公金決済の分野で利用価値が高まりますし、一方ではモバイル決済と融合することで伸長が見込めます。また、キャッシング・ローンについても、対象となるお客様が拡大するのではないかと考えています。雇用環境の変化や人材の流動化によって、生活水準を平準化する意味でもキャッシング・ローンを利用する層が増加し、お金を借りるという行為がごく当たり前のことになってくると思われます。

――カード業界の構造的な変化も予測されますね。

山本 クレジットカード、消費者ローン、それぞれの業態や資本の垣根が無くなり、加えてIT系企業やメーカー系企業の新規参入も盛んになっており、競争がますます激化するでしょう。しかし、消費者にとっては選択肢が広がりサービスが利用しやすくなりますし、それにより利用者のすそ野は拡大し、当面マーケットは活性化するとみています。もちろん、電子マネー/携帯電話での決済についても無視できません。現在のところ小銭決済の現金代替として成長しているため、クレジットカードそのものを脅かすほどではありませんが、相当将来性があることは確かです。むしろその機能を取り入れることによる相乗効果が考えられます。クレジットカード業界の再編をめぐっては、現段階で3大グループが形成されており、これにジェーシービーさんの帰属が一つの焦点になってくると思います。カード先進国である米国のカードマーケットシェアの推移をみても、寡占化は間違いなく進むでしょう。また、従来のカード業界の枠を超えて新興勢力がマーケットに参入してきています。

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